スピーチの中でも新郎の謝辞は新郎にとって一番緊張するものではないでしょうか。
実際私がそうでしたし、実際最後のスピーチは結婚式の印象を大きく左右します。
だからこそ、式に参列してくれた方々に「本当に良い新郎だ」「良い式だった」と思ってもらえるようなスピーチをしたいですよね。
しかし殆どの新郎は無難なスピーチで乗り切ろうとします。
また、感極まり言葉に詰まることも多いでしょう。
もちろん感極まるということはそれだけ想いを持っている証拠ですが、過去結婚式に出席して感じたのは、
感極まって止まった時間が長いと参列者は逆に心配になってしまうということです。
「大丈夫かな?」「頼れるかな?」という気持ちが湧いてしまうと新郎の謝辞としては物足りないものになってしまいます。
「本当に出席してよかった」と思ってもらえるには支えるべき鉄則があり、
それを押さえれば誰でも印象に残る新郎スピーチをすることができますので、マスターして一生に一度の結婚式を素晴らしいものにしてください!
1 印象に残る構成
印象に残るスピーチの第一歩は構成です。
人の印象に残る構成にはルールがあります。それは、エピソードを話すことです。
殆どの新郎はエピソードを話しません。当たり障りのない話をして終わらせてしまいます。
しかし、これでは全く印象に残りません。
謝辞の内容は周囲への挨拶とお互いの両親へのお礼、これからの意気込みです。
これをぜひエピソードを入れて話してみてください。それだけで一気に印象に残るスピーチになります。
では、どのようなエピソードがいいのか。まず、最も伝えたい内容を決めます。
そしてそれを伝えたいと思った理由を思い出してください。
必ず理由となった出来事があるはずです。それがここで話すべきエピソードです。
新郎謝辞は1分~3分が適切と言われています。
その中で強調して話せるのは一つです。だからこそ言いたい相手を絞り、その相手に対してしっかりと想いを伝えることが重要です。
2 効果的な練習方法
構成を決めただけでは、当日緊張して話せないことも多いです。
ここはやはり練習が重要です。
最も効果的な方法は、大きい声に慣れるとういことです。
なぜなら、本番では声が小さいだけで内容が良くても聞き取りずらいものになってしまうからです。
また、通常結婚式では、マイクを使います。マイクを使った声の大きさに慣れていないと、それだけで緊張してしまいます。
だからこそ大きい声の大きさに慣れるようにしましょう。
練習には、スマホを使います。
まず、スマホを1~1.5mほど離して置きます。
そしてスピーチを行い、それを録音してみてください。
日頃自分の声に慣れないない人は恥ずかしいと感じると思いますが、聞いているのは自分だけです。
ここで客観的に聞くことで、「これくらいの声の大きさで聞こえているのであれば大丈夫だ」という安心感に繋がります。
3 当日に緊張しない考え方
さて、当日を迎えると練習していても緊張することがあります。
そんなときは、「相手に伝える」ということに集中してください。
そもそも緊張をする理由は「自分がどう見られているか」という自分自身に対して意識が向いている証拠です。
人は自分が見られてると緊張します。それは、自意識という意識からくる当然のものなのです。
そして、緊張は緊張を呼びます。自分が緊張しているという自覚をするとより緊張するものです。
そこで大事なのが、相手に想いを伝えるということです。
なぜなら相手に思いを伝えることに集中すると、自分がどう見られているか、まで意識が向かなくなるからです。
人は良いも悪いも2つ同時に同じことをすることができません。
同時に2つのことをやろうとすると頭が真っ白になったりします。
自分が「どう見られているか」に意識が向いている中で、「伝えなければ」と思っているときは頭が真っ白になったりします。
つまり、頭が真っ白になる人は2つ同時に異なることをやろうとしていると思ってください。
これを理解すると、相手に思いを伝えることに集中する意味がわかると思います。
以上、3つの鉄則を見てきました。
一生に一度の結婚式。
だからこそ、参列してくれた方にとっても「あの結婚式はよかったね」と言ってもらえる結婚式にしたいですよね。
「終わりよければ全てよし。」
最高の新郎スピーチでぜひ良い結婚式にしてくださいね!