「充実した人生を送りたい」というのは誰もが持つ想いだと想います。
それを叶えている人からその秘訣を学ぶ!
今回は、TBS系列で放送されているドキュメンタリー番組「バース・デイ」
第675回「あくなき戦いの日々 シニアアスリートたちの挑戦」(2019年6月29日放送分)から学びましょう!
53歳で30年間日本一!86歳でアイアンマンレース完走世界ギネス記録!
今回の主人公は二人、
ジェットスキーで30年間に渡り日本でトップレベルの結果を出し続けている、
竹野下正治(53)さんと
2018年に当時85歳で世界一過酷と言われるアイアンマンレースで世界最高齢で完走し、
世界ギネス記録に認定された稲田弘(86)さんです。
このお二人に共通している点を探っていきます。
成功経験がきっかけになっている。
竹野下さんは、20歳で初めてジェットスキーを経験、その虜になったそうです。
そして23歳で初めて出場したレースで優勝!その後わずか3年で日本一に輝き、ここから30年にわたり活躍します。
初めて参加したレースでの優勝が大きなきっかけになっていることがわかります。
稲田さんも70歳で初めて出場したトライアスロンのレースでいきなり完走します。
この経験がきっかになり、トライアスロンにのめり込んでいきます。
お二人に共通しているのは成功経験を大事にしていることかなと想います。
これを見ると、お二人は元々元々センスや才能があったからではないか、と思う人もいると思います。
実際、ほとんどの人は成功した側面だけに目を向け、自分とは違う。と結論づけます。
しかし、ここで大事なことは、まずはやってみようと思った行動ではないでしょうか。
出場という経験がなければ当然成功経験もありません。
実は多くの人が行動しないことで成功経験を得る機会を逸しているのかもしれないと思います。
成功経験を積むコツは、興味を持ったらなんでもやってみる、ということです。
ここで大事なのが、途中でやめたり、飽きるものがあってもいいということです。
色々な行動を起こす中で一つでも面白いと思えたり、成功経験を積む事ができれば御の字とう考えが重要です。
プロゴルファーの石川遼選手はお父さんの勝美さんは、石川選手が小さい頃から様々なスポーツをやらせてあげたそうです。
その数、数十種類とのこと。その中で最も本人が面白がったのがゴルフだったということです。
まず、数十種類のスポーツをやっているというんが大きいですね。
何種類かやらせてみてあまり興味をもたかなかった場合に、
「この子は続かない子だ」をご両親が思ってしまったらそこで終わりですよね。
でもそういったことを自分にやってしまっている人は多いのではないでしょうか。
やってみでだめであったり面白くなかったらすぐに辞めていいのです。
そして、まだ次を見つければいいのです。
私が好きなバンド クロマニヨンズの「生きる」という曲の歌詞にも、
「いつかどこかわからないけど なにかを好きになるかもしれない その時まで空っぽでもいいよ」という歌詞があります(笑)
自分にとって価値ある目標がある
二人共、自分の中で大事にしている目標があります。
竹野下さんは一つでも何か誇れるものがほしい。ということで常に勝つ続けるという目標を持っています。
稲田さんの目標は完走することです。
ここで大事なことは必ずしも高い目標が良い目標なのではなく、自分で決めた目標が大事であるということです。
目標を立てるとき、どうしても周囲から「いいね!」と言われる目標を立てようとしてしまいがちです。
素直に自分が良いと思えればそれは素晴らしい目標!
周囲が価値と感じるものを目指すのではなく、自分にとって価値があることを目指していくことが重要です。
周囲の常識にとらわれていない
竹野下さんは結婚されていません。競技人生を最優先した結果、独身を選ばれたそうです。
日本の50代の既婚率は73%ですから竹野下さんは多数派ではありません。
ちなみに、その時代における常識とは正しいものを指すのではなく、その環境における多数派が選ぶものを指します。
つまり、その時代の常識に囚われなければならない理由は一つもないのです。
竹野下さんは周囲の常識にとらわれることなく、自分の価値観を大事にされています。
稲田さんはバイク(自転車競技)を始めたのが70歳になってからです。
通常70歳からバイクなんて危なくて始める方はいないのでしょうか。
私の父も70を過ぎていますが今からバイク始めると言い出したら全力で止めます(笑)
稲田さんも周囲の常識に囚われていたらバイクに乗ることはなかったと思います。
別に意図的に周囲と違うことがやる必要はないと思います。
結果として周囲と同じ行動になることもあります。
大事なことは周囲の常識にとらわれ過ぎないこと。
自分の好奇心や行動を制限しないように心がけることです。
いかがだったでしょうか。
お二人の生き方をそのまま真似することはできませんし、する必要はありません。
ただし、お二人が充実した人生を送られていることは事実です。
だとしたら、自分の人生に少しでも役立てることができるといいですよね!